結婚相手に求める条件
結婚相手に求める条件は時代によって変化してきています。現代ではどのような条件が結婚相手に求められているのかについて紹介していきます。
男女別に見る結婚相手に求める条件の変化
2021年に実施された「結婚と出産に関する全国調査」(国立社会保障・人口問題研究所が実施)によると、
結婚相手に求める条件の第一位は男女共に「人柄」と回答しています。次いで「家事・育児の能力や姿勢」「仕事への理解と協力」と続いています。特に女性の働き方や経済力に対する考え方がひと昔前と比べて変わってきていることが調査結果に現れています。
経済力
女性の方が男性に比べて、相手の職業や経済力を重視・考慮する姿勢は1992年の調査依頼傾向は変わっていませんが、近年男性が女性に「経済力」を求める傾向が増えてきています。1992年調査では26.7%だったものが、2021年調査では48.2%まで上昇しています。
これは、今後の人生において結婚、出産・子育て、仕事をどのように組み合わせるかについて男性が女性に望むライフコース(理想ライフコース)をたずねたアンケート結果にも表れています。
【選択肢に示されたライフコース像】
・結婚せず、仕事を続ける(非婚就業コース)
・結婚するが子供は持たず、仕事を続ける(DINKsコース)
・結婚し、子供を持つが、仕事も続ける(両立コース)
・結婚し子供を持つが、結婚あるいは出産の機会にいったん退職し、子育て後に再び仕事を持つ(再就職コース)
・結婚し子供を持ち、結婚あるいは出生の機会に退職し、その後は仕事を持たない(専業主婦コース
男性の回答では「再就職コース」や「専業主婦コース」が減少した一方で、「両立コース」は33.9%から39.4%と増加しており、こちらのアンケートからも男性が女性に経済力のサポートを望んでいることが分かります。
また同様のアンケートで女性も「理想ライフコース」について、「両立コース」が32.3%から34%に増加し今回ライフコース像の中で初めて最多となっています。また、「再就職コース」「専業主婦コース」は共に減少し、「非婚就業」「DINKsコース」を理想とする人が増加しており、女性がキャリアを優先して働き続けることを望む割合が高まっていることが分かります。
家事・育児の能力や姿勢
女性が男性に求める結婚条件として重視しているのが相手の「家事・育児の能力や姿勢」です。2021年に行われた調査では女性の7割が「家事・育児の能力や姿勢」を重視している結果が出ています。男性から女性に経済力を求める一方で、女性は男性に家事の負担を分担、協力してくれることの望む傾向が強くなっています。
結婚後の働き方の現実
結婚前の相手に求める条件や理想ライフコースでは、夫婦共に働き続けることが望まれていましたが現状ではどのようになっているのでしょうか?
結婚後の働き方の現状
男女共同参画局(内閣府)の調査によれば、「第一子が生まれた後の自分と配偶者の仕事の理想と現実」での回答を見てみると、「理想」よりも「現実」で増えている割合は「夫はフルタイム、妻は家事に専念(働かない)」が一番大きく、男性、女性共に理想と現実での回答のギャップが一番大きく出ています。逆に「理想」に対して「現実」の値が下回っていたものは「夫婦ともに原則フルタイム」でした。第一子が生まれたことにより女性が現実的には結婚前に思っていたよりも家事に専念している人が多いという現状が分かります。
婚活成功へのポイント
婚活を成功させるためには、結婚相手に求める条件を明確にすることが大切です。条件が曖昧だと、なかなか良い相手に出会えません。また、条件を決める際には、自分の価値観やライフスタイルをよく考えることが重要です。自分が本当に大切にしていることは何かを理解することで、適切な条件を決めることができます。
さらに、条件を決めたら、妥協できる条件とできない条件を分けて考えることも大切です。妥協できる条件は、多少の違いがあっても許容できるということです。一方、できない条件は、絶対に譲れないポイントです。妥協できる条件とできない条件を明確にすることで、相手を探す際の基準が明確になり、婚活の効率を上げることができるでしょう。
まとめ
男女共に結婚相手に求める条件としては、将来のライフスタイルを安定的にするために必要な項目が上位に来ていることが調査結果で分かっています。また結婚前の理想と現実とでもギャップが生じることも調査結果として現れています。家族としての在り方が変化してきている昨今、結婚に求められている条件も変化してきていることをしっかりと理解して婚活することが成婚への近道になります。
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